吉田正尚と共闘する元NPB助っ人の明暗 故障連発で“今季絶望”…戦力外から「大変身」も

ドジャースのライアン・ブレイシア(左)とレッドソックスのクリス・マーティン【写真:Getty Images、ロイター】
ドジャースのライアン・ブレイシア(左)とレッドソックスのクリス・マーティン【写真:Getty Images、ロイター】

元中日ロドリゲスは3度のIL入り、元ハムマーティンは19試合連続無失点中

 現在、レッドソックスで活躍する吉田正尚外野手。かつてNPBでプレーした元助っ人たちも今季、吉田の同僚としてプレーしている。3度もの負傷者リスト(IL)入りを繰り返す左腕や中継ぎとして大活躍する右腕、古巣では成績を残せなかったが移籍後に“覚醒”した右腕も。今季の成績を検証していく。

 最も苦しい1年を過ごしているのは、2018年から2年間中日でプレーし、最優秀中継ぎのタイトルも獲得したジョエリー・ロドリゲス投手だ。退団後は、メジャー5球団を渡り歩き、今季1年契約でレッドソックスに入団した。しかし、開幕から右脇腹痛、6月にも左肩の炎症、8月には臀部の怪我と、計3度IL入り。故障を繰り返す散々なシーズンを過ごし、11登板で防御率6.55。今季もう登板しない可能性が高いことが伝えられている。

 2016年から2年間日ハムでプレーし、日本一にも貢献したクリス・マーティン投手は現在メジャーで大活躍中だ。米球界復帰後はレンジャーズなどメジャー4球団を渡り歩いたのち、昨オフに2年契約をレッドソックスと結んだ。今季は55登板で防御率1.05、4勝1敗23ホールド3セーブと中継ぎとして大車輪の活躍を見せ、現在は19試合連続無失点中と躍動している。

 2020年に広島に所属し、現在はドジャースに所属するライアン・ブレイシア投手は移籍を機に大きく運命を変えた1年となった。レッドソックスで過ごした今季前半は20登板で防御率7.29と散々。5月15日(日本時間16日)にDFA(事実上の戦力外)となった。しかし、ドジャースでは37登板で防御率0.74、10ホールド1セーブとブルペンを支え、チームの2年連続地区優勝に貢献した。

(Full-Count編集部)

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