24勝0敗のマー君より上…山本由伸の「1.26」 見えてきた“今世紀最低”で最高の称号

オリックス・山本由伸【写真:竹村岳】
オリックス・山本由伸【写真:竹村岳】

オリックス・山本は驚異的数字での自身4度目の防御率タイトルなるか

 オリックス・山本由伸投手は、24日の西武戦(京セラドーム)に先発し、7回を3安打10奪三振無失点に抑えて15勝目を挙げた。これで防御率は「1.26」にまで低下。自身4度目のタイトルはもちろん、“21世紀で最も低い防御率”の称号も見えてきている。(記録は24日現在)

 山本は8月1日の楽天戦(京セラドーム)から6試合連続で自責点ゼロ。防御率も1.67から1.26へと大きく良化していった。今月16日の楽天戦(同)で2自責点を許し1.32になったものの、24日の快投で再び1.26と戻してきた。

 過去を振り返ると、1990年代から2000年代前半は“打高投低”の時代だった。先発投手の防御率は2点台でも優秀で、パ・リーグでは2000年にオリックス・戎信行が3.27、2001年にロッテのネイサン・ミンチーが3.26と、3点台でタイトル獲得が続いたこともあった。しかし、2006年の広島・黒田博樹(1.85)、ソフトバンク・斉藤和巳(1.75)以降は両リーグとも1点台でのタイトルも珍しくなくなり、2011年に、打球が飛びにくい国際大会対応のために「統一球」が導入されて以降は、“投高打低”の傾向が続いている。

 そうした中で、圧巻のピッチングを見せたのが楽天・田中将大だった。2011年には14完投6完封で19勝、2013年には24勝0敗1セーブと驚異的な成績を残し、両年ともに「1.27」で最優秀防御率を獲得。これが、現時点で21世紀“最低”の防御率となっているが、今季の山本は現時点でこの数字を超えている。

 ちなみに2リーグ制以降で見ても、現在の山本より低かったのは1956年の西鉄・稲尾和久(1.06)、1959年の阪神・村山実(1.19)、1962年の村山(1.20)、1970年の村山(0.98)と昭和の大エースしかない。いかに、山本が球史に残るシーズンを送っているかの証拠だろう。残り試合で「1.10台」も見えてくるのか……。右腕のさらなる快投に期待したい。

(Full-Count編集部)

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