「2000本、ええんか?」 松田宣浩の返事は清々しかった…成し遂げたかった「1番の目標」

巨人・松田宣浩【写真:矢口亨】
巨人・松田宣浩【写真:矢口亨】

巨人が松田宣浩の引退を発表…鷹コーチ陣からも惜しむ声が

 やり切ったからこそ、心から出た本音だった。巨人は28日、松田宣浩内野手の現役引退を発表した。ソフトバンクの斉藤和巳投手コーチは、PayPayドームで行われた投手練習に参加。「今朝、電話をもらいました。清々しい感じでした」と、そのやり取りの一部を明かした。

「『もう十分お腹いっぱいです。お腹いっぱいできたので幸せです』って感じで話していました。それが一番ですよね」と話す。通算1832安打を放っているだけに、斉藤和コーチからも「2000本、ええんか?」と確認したそうだ。松田からの返事は「『2000本よりも、40歳までやりたいって。それまでに打てていたらよかったですけど。40歳までやりたいのが一番の目標だったので』って」と、これもまた清々しかった。

 ソフトバンクの本多雄一2軍内野守備走塁コーチもこの日、ウエスタン・リーグの広島戦(由宇)開始前に取材に応じた。2005年の大学生・社会人ドラフトで松田は希望枠、本多コーチは5位入団の同期。「1年目、2年目の時にキャンプで泥まみれになって球を追いかけて、ともにゴールデングラブを取れたこと、そしてチームで活躍できたことというのは印象に残っています」と引退を惜しんだ。

【動画】全然熱男じゃない? 10年前の今と大違いのテンションの松田宣浩

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