オリオールズが9年ぶり地区V&100勝 藤浪登板なしも大喜び…移籍し1年目から頂点に

オリオールズ・藤浪晋太郎【写真:ロイター】
オリオールズ・藤浪晋太郎【写真:ロイター】

低迷から躍進…マジック1としていたオリオールズ

■オリオールズ 2ー0 Rソックス(日本時間29日・ボルティモア)

 オリオールズは28日(日本時間29日)、本拠地でのレッドソックス戦に2-0で勝利し、2014年以来9年ぶり10回目となる地区優勝を決めた。

 初回にサンタンデールの左中間へのソロで先制すると、先発クレイマーは4回まで無安打投球を見せるなど5回1/3を投げて無失点だった。8回には代打カースタッドの適時打で1点を追加。最後はウェルズが締め、本拠地で歓喜の時を迎えた。藤浪晋太郎投手の登板は無かった。

 オリオールズは、2016年に地区2位となって以降は低迷。しかしハイド監督5年目の今季は開幕から好調を維持した。ブラディッシュ、ギブソン両投手ら4人が2桁勝利。ブルペン陣もセットアッパーのカノや、守護神バティスタがフル回転した。この日の勝利で、43年ぶりとなるシーズン100勝に到達した。

 2019年ドラフト全体1位で獲得したラッチマンが正捕手としてチームを引っ張り、打っては打撃3部門でリーグ上位の選手はいないものの各々の勝負強さが目立った。強豪が揃うア・リーグ東地区でレイズと最後まで優勝争いを繰り広げ、残り4試合というところで優勝を決めた。

 藤浪は7月にトレードで加入し、28試合に登板してブルペンを支えた。勝率30球団ワーストのアスレチックスで開幕を迎えたが、移籍を経て地区優勝を経験することになった。優勝が決まるとマウンドへ走り、チームメートと喜びを分かち合った。

【実際の動画】藤浪も笑顔で歓喜の輪に! 9年ぶり地区優勝を決めたオリオールズ

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