大谷翔平が塗り替えた日本人の歴史 伝説右腕の1号から25年…ついに手にしたHR王

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

大谷翔平が44本塁打でア・リーグ本塁打王に輝いた

 エンゼルス・大谷翔平投手が、歴史を塗り替えた。2023年のア・リーグのレギュラーシーズンが終了し、44本塁打で日本人初、アジア人初となる本塁打王に輝いた。日本人のメジャー1号が生まれてから25年、これまで22人が本塁打を打ってきたが、ついに栄冠を手にすることになった。

 メジャーでの日本人1号本塁打は、ドジャース・野茂英雄が1998年4月28日(同29日)のブルワーズ戦で記録した。それから25年、日本人が本塁打王を獲得するとは誰が予想しただろうか。野茂以降は、2001年にメッツ・新庄剛志が日本人初となるシーズン2桁本塁打(10本)を記録。2004年にはヤンキース・松井秀喜が初の20発&30発となる31本塁打を放った。

 大谷は2021年に日本人初の40本塁打を放つなど、46本塁打を記録したが、ゲレーロJr.やペレスらとの熾烈な本塁打王の末、タイトル獲得はならなかった。今季は怪我で無念の離脱もあって自己最多更新、50本塁打とはならなかったが、2位以下の選手を寄せ付けない堂々の戴冠となった。打撃3部門のタイトルを日本人が獲得したのは2004年に首位打者となったイチロー以来だ。

 大谷は、メジャートップの打者たちも恐れ入るパワーで3年連続の30本塁打以上を記録。2年ぶりのリーグMVPも濃厚となっている。

(Full-Count編集部)

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