また“歴史”を作った大谷翔平 49年ぶり3人目の偉業…レアすぎるHR王にMLB公式も注目

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

9月ノーアーチでの本塁打王は1974年のアレン以来49年ぶり快挙

 ア・リーグの全日程が1日(日本時間2日)に終了し、エンゼルスの大谷翔平投手が日本人初の本塁打王に輝いた。右脇腹の負傷と右肘靱帯の手術でシーズン終盤の25試合を欠場。悔しいシーズン終盤となったが、9月ノーアーチでの本塁打王は49年ぶり史上3人目の“珍記録”。MLB公式サイトが報じている。

 大谷は今季、6月に月間球団最多となる15本の本塁打を放つなど、アーチを量産。両リーグ最速で40号に到達したが、8月23日(同24日)に靱帯損傷が発覚。その後、9月4日(同5日)の試合前に右脇腹を負傷。復帰を志願していたが、16日(同17日)に負傷者リスト(IL)入りし、今季のシーズンが終了した。

 9月はわずかに3試合の出場で本塁打ゼロ。それでもライバルたちは大谷の44本塁打を抜くことができず、2位に5本差をつけてタイトルを獲得した。MLB公式サイトによると、9月ノーアーチで本塁打王を獲得したのは1974年のディック・アレン(ホワイトソックス)以来49年ぶり。同サイトのサラ・ラングス記者は自身のX(旧ツイッター)で1920年以降3人目と補足した。

 同サイトは「6月は(今シーズン)彼の最高のひと月だった。15本を打ち、4割近い打率を残した。7月も9本放ちリードを広げた」と称賛。また、もっとも長打が出やすいとされる打球角度と打球速度の範囲とされているバレル・ゾーンという指標があるが、大谷は今季バレル・ゾーンで打った打球の数がア・リーグ最多となる70を記録。3年連続で70以上をマークしていることも併せて紹介していた。

(Full-Count編集部)

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