大谷翔平も届かない…ジャッジの異次元数値「9.9」 怪我なければ50発以上の争いも

ヤンキースのアーロン・ジャッジ(左)とエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
ヤンキースのアーロン・ジャッジ(左)とエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

今季37発…ジャッジの本塁打ペースは9.9、大谷の11.3を上回る

 エンゼルス大谷翔平投手は今季44HRで、日本選手初となる本塁打王を獲得した。右脇腹痛、右肘手術の影響で残り25試合を欠場してのタイトル。メジャー6年目にして大きな勲章を得たが、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が終盤に見せた猛追も印象的だった。実際、本塁打ペース(本塁打÷打数)は大谷を上回っていた。

 大谷は今季、497打数で44本塁打。11.295打数に1本のペースで本塁打を記録した。これは2021年の11.7(537打数で46本)、2022年の17.2(586打数で34本)を超える。

 ナ・リーグで54発を放ちHR王を確定させているブレーブスのマット・オルソン内野手は11.259(608打数で54本)で、大谷はこの数字を僅かだが上回っている。終盤での離脱がなければ、一体何本まで伸ばしていたのだろうと想像を掻き立てられる。

 では、ジャッジはどうだったのか。昨季ア・リーグ最多の62本塁打をマークした31歳は今季、怪我に泣かされて106試合出場にとどまった。それでもリーグ4位の37本塁打を記録。本塁打ペースは9.9(367打数で37本)だった。昨年の9.2(570打数で62本)と大きな差はなかった。

 2人が怪我なく1年間を過ごしていれば、50本塁打以上の超ハイレベルな争いが見られていただろう。来季は打者に専念すると見られる大谷。今オフFAになるが、来季もア・リーグ球団でプレーした場合は今まで以上に“両雄”の争いに注目が集まりそうだ。

(Full-Count編集部)

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