早くも4人が戦力外…岐路に立つ“元ドラ1” V貢献右腕や新人王も襲う世代交代の波

阪神・高山俊(左)とDeNA・田中健二朗【写真:荒川祐史、町田利衣】
阪神・高山俊(左)とDeNA・田中健二朗【写真:荒川祐史、町田利衣】

2015年ドラフト1位で広島入りした岡田は2019年を最後に1軍登板なし

 広島は5日、岡田明丈投手ら6人に来季の契約を結ばない旨を通知したと発表した。2015年ドラフト1位の岡田は、2017年に自身初の2桁となる12勝を挙げてリーグ優勝に貢献。しかし2019年を最後に1軍マウンドから遠ざかっていた。2日から始まった戦力外通告だが、早くも4人の“元ドラ1”たちが岐路に立っている。

 岡田と同じ2015年ドラフト1位で阪神に入団したのが高山俊外野手だ。ルーキーイヤーに当時の球団新人最多136安打を放って新人王を獲得。2019年には2年ぶりに100試合出場を果たしたがその後は出場機会を減らし、今季は1軍から声がかからなかった。

 2017年西武ドラフト1位の齊藤大将投手は、2018年にプロ初勝利を挙げたがその後は白星なし。4年目を終えた2021年にも戦力外通告を受けて育成選手として再スタートを切るも、支配下復帰とはならなかった。

 DeNAから戦力外通告を受けた田中健二朗投手は、2007年高校生ドラフト1巡目で入団して、16年間で通算274試合登板を誇る。2016年からは2年連続60試合以上登板を果たして救援としてチームを支えたが、今季はわずか11試合の登板に終わっていた。

 毎年多くの選手が入れ替わるプロ野球界。かつて注目を集めたドラ1たちも、もちろん安泰なわけではない。世代交代という厳しい現実を突きつけられている。

(Full-Count編集部)

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