山本由伸見たさに「日本巡礼の旅」　MLB幹部が熱視線…25歳を待つ“298億円超え”の契約

千賀滉大の獲得にも動いたジャイアンツが山本由伸も狙う

　ポスティングシステムを利用してメジャー移籍の可能性があるオリックス・山本由伸投手に、ジャイアンツが熱い視線を浴びせている。地元放送局「NBCスポーツ・ベイエリア電子版」が「ザイディ（編成本部長）が日本のスター、ヨシノブ・ヤマモトに注目する理由」と紹介している。

　記事では、昨オフにソフトバンクからメッツに移籍した千賀滉大投手の獲得を試みたが、失敗に終わったと報じた。1年後の今季、ジャイアンツは再び“日本のエース”を獲得する最有力候補として考えられている。

「ジャイアンツは、おそらく野球史上最高のフリーエージェントであるオオタニの獲得に乗り出すつもりだが、日本で2度パ・リーグのMVPに輝いた右腕、ヨシノブ・ヤマモトの獲得にも熱心に取り組む予定だ」

　さらに、ジャイアンツのファーハン・ザイディ編成本部長はポッドキャスト番組「Giants Talk」に出演した際、「球団幹部たちが彼（ヤマモト）を見るために日本に巡礼の旅に出たって感じだった。彼は本当に世界でもトップクラスの先発投手だ。大げさに聞こえるかもしれないが、大げさじゃないんだよ」と力説した。

　複数の球団幹部は「ヤマモトは2014年にマサヒロ・タナカがヤンキースと契約した7年1億5500万ドル（約230億円）を軽く超えると考えており、ある（球団）幹部は2億ドル（約298億円）以上の契約になるのでは」と予想。山本がまだ25歳という若さも魅力を感じる大きな理由に挙げられている。

　ザイディ編成本部長は「（素晴らしい）運動能力、投球能力、コマンドが見事に融合している。マウンド上でとてもよい動きをするし、何より、すごい結果を出している。素晴らしい投球スキルを持ち、自分の望むところに投げられる。彼には多くのポジティブな要素があり、見ていてとても印象的な選手だ」と絶賛。“日本のエース”獲得に向けて、着実に動き出している。

（Full-Count編集部）