今オフFAの藤浪晋太郎が迎える“運命” 単年契約…人生を左右するPOでの躍動

オリオールズ・藤浪晋太郎【写真:ロイター】
オリオールズ・藤浪晋太郎【写真:ロイター】

元虎助っ人でブレーブスのピアース・ジョンソン投手も今オフFAに

 1年325万ドル(約4億8000万円)契約でオリオールズでプレーする藤浪晋太郎投手は、今オフFAを迎える。MLB公式は「ポストシーズンで評判を上げることになり得る13人のFA選手」として、阪神時代に同僚だったブレーブスのピアース・ジョンソン投手をピックアップ。MLB公式はプレーオフを戦っていく選手の中に「オフのFA市場に向けて最後のアピールをするチャンスと捉えている選手もいる」と言及している。

 ジョンソンは今季、前半戦はロッキーズに所属し、43試合登板で防御率6.00だった。しかし、シーズン途中でブレーブスにトレード移籍してからは“激変”。24試合に登板して、防御率0.76の「華々しい活躍」を披露。新天地で躍動してみせた。

 元同僚の躍動は、藤浪と少し境遇が似ている。藤浪はシーズン開幕はアスレチックスで迎え、先発投手として起用されたが4月下旬からリリーフに配置転換。徐々に結果を残してトレード期限前に価値を上昇させると、7月にオリオールズへトレード加入後は30登板して防御率4.85とし、救援陣の一角として地区優勝に貢献した。

 今オフにエンゼルスからFAとなり史上最高額での契約も予想される大谷翔平投手が最大の目玉であることに変わりはないが、藤浪はペースを崩さない。オリオールズは7日(日本時間8日)からレンジャーズ(ア・リーグ西地区2位)と地区シリーズ初戦を迎えることになり、藤浪はロースター入りするのかに注目が集まる。メンバー入りを果たした場合、同シリーズでの活躍が藤浪のオフの去就に影響を与えることになり得るだろう。

(Full-Count編集部)

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