オフシーズン激変…戦力外に影響も? 新球団誕生、現役ドラフト2年目で動く野球界

阪神・高山俊(左)と広島・薮田和樹【写真:小林靖、加治屋友輝】
阪神・高山俊(左)と広島・薮田和樹【写真:小林靖、加治屋友輝】

来季から2軍公式戦に新潟アルビレックスBC、ハヤテ223が新たに参入する

 プロ野球のオフシーズンに、大きな変化が起こるかもしれない。日本野球機構(NPB)は、来季から2軍公式戦に新潟アルビレックスBC、ハヤテ223の2球団が新たに参入することを発表。両球団は今後、選手、首脳陣、球団スタッフを確保すると見られ、戦力外になった選手の新天地にも影響を及ぼしそうだ。

 アルビレックスBCは今季、独立リーグ「ルートインBCリーグ」で63試合を戦ったが、NPBの2軍は約140試合をこなすため、試合数が2倍以上になる。選手数もこれまでの26~27人(練習生を除く)から、40人に増やす必要がある。さらに、新球団のハヤテ223に至っては、選手と首脳陣を一から探している状況だ。

 また、2日からは第1次戦力外通告期間が始まった。昨年は55選手が戦力外となったが、今季はすでに70選手を超えている。現役続行を希望する選手は、12球団合同トライアウトなどで新天地を探すことになるが、今年に限っては当然その選択肢に、新潟アルビレックスBC、ハヤテ223の2球団も入ってきそうだ。

 昨オフからは、現役ドラフトが始まり、プロ野球のオフシーズンも時代とともに変化しつつある。阪神の大竹耕太郎投手や中日の細川成也外野手らが、いきなり主力として結果を残した一方、わずか1年で戦力外になった選手もいる。現役ドラフト2年目、新球団と話題の尽きないオフシーズンから目が離せない。

(Full-Count編集部)

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