大谷翔平の契約が「1、2年は考えにくい」 米経済紙が推測…“巨額”を支払える2球団

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

米経済紙「フォーブス」が今オフFAの大谷にふさわしい球団に言及

 今オフにFAとなる大谷翔平投手は、どれくらいの大型契約を得ることになるのだろうか。右肘手術の影響で2024年シーズンは野手専念となり、投手としての復帰も現時点では未知数だが、米経済紙は、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手と比較しながら「1年か2年の短期契約を結ぶということは、考えにくい」としつつ、大谷との契約にふさわしい球団を挙げている。

 米経済紙「フォーブス」が6日(日本時間7日)に公開した記事の中で、大谷の次なる契約について推測した。大谷はジャッジと共に「近代野球史において最も偉大なスラッガーと見なされている」とし、ジャッジが31歳の昨オフに9年3億6000万ドル(当時の換算で約491億円)でヤンキースと再契約したことを考慮すれば、「オオタニはまだ30歳になっていない。彼が健康な状態を維持し、今後肘がスイングやピッチングをする能力に影響しなければ、ジャッジの契約を上回るかもしれない」と記した。

 来季は野手専任になるとはいえ、大谷が「投手陣を引っ張ることができるほどに健康を取り戻したと証明できた際に再びFAになれるよう、1年か2年の短期契約を結ぶということも考えにくい」と同紙。その中で、「ピッチングの許可が出るまで、単にとてつもなく素晴らしいDHのためだけに年俸を支払うことになる」という球団名を2つ挙げた。

 1つ目がドジャース。現在の年俸総額は2億3600万ドル(約352億円)だが、今オフにFAとなる210勝左腕のクレイトン・カーショー投手、2021年に最多勝に輝いたフリオ・ウリアス投手、今季33本塁打103打点のJD・マルティネス外野手ら9人のうちの多くとは再契約しないことで、年俸総額を大幅に減らす可能性があると言及。「DHのマルティネスがチームを去れば、その役割はオオタニのために空く。ドジャースには資金源があり、彼らの組織にはショウへイ・オオタニにとって魅力的な、勝ち続ける文化がある」と綴った。

 2つ目がマリナーズだ。現在の年俸総額は1億5300万ドル(約228億円)。FA権を得るのはテオスカー・ヘルナンデス内野手とトム・マーフィー捕手のみで、「オオタニはDHとしてうまくはまるだろう」と推測。かつてイチローら日本人選手が成功を収めた西海岸の球団で、シアトルは日本人も多いことから「心地よいチームに思える」とし、「オオタニにはあまりに自信があり、将来が約束されているアスリートなので、イチローがサポートしてくれるかもしれない中でうまくやっていけそうだ」と記している。

(Full-Count編集部)

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