大谷翔平がまだ手にしていない栄冠 “強打者の証”は今季獲得か…数年手に出来ぬ賞も

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

期待されるCY賞…ハンク・アーロン賞は今季獲得に現実味

 エンゼルスの大谷翔平投手は今季、44本塁打で日本勢初の本塁打王に輝いた。2年連続ダブル2桁(10勝&10本塁打)を達成するなど、歴史的シーズンを過ごした。来季は打者専念となるが、さらなるタイトル獲得へ期待が高まっている。

 打者としては今季、メジャー初の打率3割(.304)をマーク。一時は3冠王も射程圏内だった。現在投票期間中のハンク・アーロン賞には3年連続で最終候補入り。今季はOPSも両リーグトップの1.066を記録し、初の受賞も現実味を帯びている。来季以降はイチロー氏以来の首位打者や、チーム環境にも左右されるが、日本勢初の打点王にも期待がかかる。

 9月に受けた右肘靱帯の手術の影響で、来季は打者に専念することが決まっている。そのため、投手・大谷を見られるのは最短でも2年後となっているが、投手としての一番の栄冠はサイ・ヤング賞だろう。日本選手では獲得した選手はおらず、直近では前田健太投手(ツインズ)、ダルビッシュ有投手(当時カブス)が最終投票で2位にランクインしたのが最高だった。

 大谷の今季の投手成績は23試合に登板し、10勝5敗、防御率3.14だった。途中で靱帯損傷が発覚した影響で、2年連続規定投球回達成とはならなかったが、130回以上投げた投手の中では、ヤンキースのゲリット・コール投手らを下回るリーグトップの被打率.184をマークした。昨季は最終投票で4位にランクイン。いずれ獲得してもおかしくない。

 他にも最多勝や最優秀防御率なども獲得の可能性は大いにある。これまでにも多くの予想を覆してきた大谷。打者専念の来年、二刀流復活が予想されている再来年はどのような成績を残すのだろうか。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY