移籍組にも続く戦力外…FA戦士はわずか3試合出場 結婚報告から2週間後の通告も

戦力外通告を受けたロッテ・福田秀平(左)と楽天・西川遥輝【写真:荒川祐史】
戦力外通告を受けたロッテ・福田秀平(左)と楽天・西川遥輝【写真:荒川祐史】

11日までに12球団、91選手が戦力外通告を受けた

 戦力外の第1次通告期間は13日までとなっており、これまでに全12球団、91選手が発表された。元ドラフト1位や、タイトル獲得者なども岐路に立たされており、11日にはロッテが福田秀平外野手と来季の契約を結ばないことを発表。戦力外を受けた選手の中には“移籍組”が続いている。

 福田は2006年高校生ドラフト1巡目でソフトバンクに入団。2019年オフに国内FA権を行使して、ロッテに移籍した。今季は3試合の出場にとどまっていた。ロッテには在籍4年間で、89試合の1軍戦出場だった。

 横尾俊建内野手は2015年ドラフト6位で日本ハムに入団し、2021年シーズン前に楽天へトレード移籍。移籍初年度の2021年は30試合に出場したが、ここ2年は1軍出場することはなかった。

 石岡諒太内野手も2015年ドラフト6位で中日に入団。2022年7月に後藤駿太外野手とのトレードでオリックスに加入し、移籍1年目に17試合出場。今季は1軍での出番がなかった。今年9月18日に球団を通じて入籍を発表したばかりだった。

 昨オフから始まった現役ドラフトの対象選手ではヤクルトからオリックスに移籍した渡邉大樹外野手、中日からDeNAに移籍した笠原祥太郎投手、ロッテからヤクルトに移籍した成田翔投手らが移籍から1年で所属チームを去ることになった。

 西川遥輝外野手は、2021年のオフに日本ハムからノンテンダーFAとなり、楽天に移籍。今季は1軍に初出場した2012年以降で自己ワーストとなる35試合の出場で打率も.181に沈んだ。

 また、FA選手の人的補償で移籍した選手らも戦力外を受けた。2017年ドラフト5位で巨人に入団した田中俊太内野手は2020年オフ、梶谷隆幸外野手のFA移籍に伴い、人的補償でDeNAに移籍。3シーズン目を迎えた今季だったが、1軍出場の機会を勝ち取ることができなかった。

(Full-Count編集部)

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