巨人を退団して1年…HR王も誕生 絶妙な“お宝”探し、見習うべきロッテの助っ人補強

ロッテのグレゴリー・ポランコ【写真:荒川祐史】
ロッテのグレゴリー・ポランコ【写真:荒川祐史】

昨季巨人でプレーしたポランコは来日2年目でHRキングに

 ロッテは今季70勝68敗5分けで2位。2年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。打線では昨季巨人でプレーしたグレゴリー・ポランコ外野手が26本塁打でタイトルを獲得。過去にもNPBの他球団でプレーした選手がロッテで活躍したケースは少なくない。

 ポランコは昨季、巨人で24本塁打を放つも自由契約となった。今季加入したロッテでは主に指名打者で125試合に出場し、打率.242、26本塁打、75打点をマーク。ソフトバンク・近藤、楽天・浅村と並んで本塁打王を獲得した。

 CC・メルセデス投手は昨季まで6年間巨人に在籍。通算29勝をマークし、昨オフに自由契約になった。今季は22登板(20先発)で4勝8敗1セーブ、防御率3.33。先発数はチームで3番目に多かった。

 過去にはブランドン・レアードが日本ハムで4年間プレーした後、2019年にロッテへ。同年に32本塁打、2021年には29本塁打を放ち、一塁手部門のベストナインに輝いた。昨季8勝を挙げた左腕、エンニー・ロメロは2019年に中日で8勝をマークしていた。

 また、セス・グライシンガーがヤクルト、巨人を経て2012年に加入。12勝をマークした。ジェイソン・スタンリッジは3球団に在籍した後に2016年に加入。同年に8勝を挙げた。ブライアン・シコースキーはロッテの後に2球団でプレーして復帰。ネイサン・ミンチーは広島を経て2001年に加入。4年間で45勝を挙げた。

 ウィリー・モー・ペーニャは3球団を経て2017年途中にロッテへ。70試合で15本塁打を放った。クレイグ・ブラゼルは西武、阪神からロッテへ。1年目の2013年は11本塁打を記録した。

 他にもフリオ・ズレータ(元ソフトバンク)、ホセ・オーティズ(元オリックス)、ホセ・カスティーヨ(元横浜)、ジョシュ・ホワイトセル(元ヤクルト)らもロッテでプレーした。助っ人がなかなか活躍できなくなった昨今、NPBで実績を残した選手を補強するロッテの手法は一つの指針になりそうだ。

(Full-Count編集部)

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