勝率.612→.091の大転落 “100勝球団”全滅にファン賛否「正しい感じがしない」

ドジャースのクレイトン・カーショー、ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.、オリオールズ・藤浪晋太郎(左から)【写真:ロイター】
ドジャースのクレイトン・カーショー、ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.、オリオールズ・藤浪晋太郎(左から)【写真:ロイター】

シーズン勝利数上位5球団がPO敗退…見せつけられた短期決戦の怖さ

 ブレーブスは12日(日本時間13日)、敵地で行われたフィリーズとのナ・リーグ地区シリーズに1-3で敗れ、1勝3敗で敗退が決定した。シーズンで104勝58敗、30球団最高勝率.642と圧倒的な強さを見せていたが、シーズンで14ゲーム差をつけていたフィリーズに下克上を許した形だ。これでオリオールズ、ドジャースに続いて“シーズン100勝球団”が姿を消すことになった。

 藤浪晋太郎投手が所属するシーズン101勝のオリオールズは、レンジャーズに3連敗を喫し、同100勝のドジャースもダイヤモンドバックスに3連敗して、共に地区シリーズ敗退。99勝のレイズ、92勝のブルワーズもワイルドカード・シリーズを2連敗で姿を消しており、これで、シーズン勝利数上位5チームのプレーオフ(PO)成績は1勝13敗、勝率.071。白星はブレーブスが挙げた1つのみという惨憺たる結果となった。

 5チームのシーズン勝率は平均.612だったが、POではたった.071という大転落。一方で、5チームに続くいずれもシーズン90勝のフィリーズとレンジャーズ、アストロズが、リーグ優勝決定シリーズ進出を果たした。

 短期決戦の怖さをまざまざと見せつけられた形だが、米国でスポーツデータを提供する「コーディファイ・ベースボール」がX(旧ツイッター)でこの結果を投稿すると、ファンからはさまざまの声が。「90勝のチームがポストシーズンのマジックを手に入れた」「フォーマットは問題ない」「能力の問題だ。もっといいプレーをすべきだ」というコメントがある一方、圧倒的なシーズン成績が反映されない状況に、「正しい感じがしない」「プレーオフは詐欺? 同意」「MLBは直さないといけない」との声も上がっていた。

(Full-Count編集部)

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