“来季35歳以上”のベテランに厳しいオフ 8人が戦力外…名球会入り視界、侍捕手も

巨人・中島宏之(左)と楽天・炭谷銀仁朗【写真:小林靖、荒川祐史】
巨人・中島宏之(左)と楽天・炭谷銀仁朗【写真:小林靖、荒川祐史】

第1次戦力外は全12球団で計99選手が通告を受けた

 プロ野球の第1次戦力外通告期間が13日に終了し、全12球団で計99選手が通告を受けた。ドラフト会議を前に戦力整理を断行したチームも目立ち、5球団が10人以上に通告。来季で35歳を超える選手は8人で、ベテラン勢が岐路に立たされる秋となっている。

 巨人を戦力外となった中島宏之内野手は、来季42歳のシーズンとなる。2000年ドラフト5位で西武に入団し、2013年からの2年間は米国でプレー。2015年にオリックスへ移籍すると、2019年からは巨人のユニホームを着た。通算1933試合に出場し、1928安打を記録。2000安打へあと「72」としている。

 楽天でプレーしていた炭谷銀仁朗捕手は、来季が37歳シーズンとなる。2005年高校生ドラフト1巡目で西武に入団し、巨人、楽天のユニホームを着た。来季も現役生活を続けられることができれば、19年目。国際大会の経験も豊富で、WBCは2013年と2017年に出場。2015年にはWBSCプレミア12にも出場した経験がある

 2010年ドラフト1位で楽天に入団した塩見貴洋投手も、来季もプレーを続けられることになれば36歳のシーズンとなる。また、巨人から通告を受けた三上朋也投手、高木京介投手、DeNAでプレーしてきた田中健二朗投手、平田真吾投手、ロッテを戦力外となった福田秀平外野手らも来季で35歳を迎える。

 第1次通告期間では、昨年の55選手を大きく上回る99選手に戦力外が伝えられた。第2次通告期間は、CS終了翌日から日本シリーズ終了翌日まで(移動を伴うチームは翌々日まで)となっており、新たなベテラン勢に寂しい声がかかる可能性もある。

(Full-Count編集部)

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