元広島助っ人がアジアで躍動 韓国で通算打率3割超え…手にした“揺るぎない”成功

サムスンのホセ・ピレラ(写真は広島在籍時)【写真:荒川祐史】
サムスンのホセ・ピレラ(写真は広島在籍時)【写真:荒川祐史】

KBO通算打率.304…今季は安打数リーグ5位と躍動するホセ・ピレラ

 かつてNPBでプレーした“助っ人”が、韓国球界で躍動している。サムスン・ライオンズに所属するホセ・ピレラ外野手は今季でKBO3年目を迎え、通算打率3割超の打棒でチームに貢献。米国でも日本でもつかめなかった本格的な成功を収めている。

 ピレラは2020年にフィリーズから広島に加入。「1番・左翼」で開幕スタメンを飾り、内野もこなすユーティリティぶりを見せ、打撃でも打率.266、11本塁打とパンチ力を示したが、わずか1年で退団し韓国プロ野球に転じていた。

 そして、2021年に打率.286、29本塁打、97打点をマークすると、2022年は打率.342、28本塁打、109打点の好成績。そして今季は打率.284、15本塁打、77打点。数字は昨季より落ちたものの、156安打はリーグ5位だ。3年間での通算は1664打数506安打、打率.304、72本塁打、283打点と、“3割超え”の活躍ぶりを見せている。

 2014年にヤンキースでメジャーデビューしたピレラは、その後パドレス、フィリーズへと移籍し、メジャー通算302試合に出場。しかし、米国でシーズン通してプレーしたのは、パドレスの主力として146試合に出場した2018年だけだ。海を渡り、アジアの舞台で野球人生を飛躍させたといえるだろう。

(Full-Count編集部)

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