楽天・松井裕樹にMLB9球団注目　米報道…奪三振能力を評価、FAなら「即座に興味示す」

松井裕は、4月に海外FA権の資格取得条件を満たした

　今季海外FA権を取得した楽天の松井裕樹投手に、パドレスやヤンキースなど少なくともメジャー9球団が注目していると、米メディアが報じている。移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は、レッドソックス、カブスなどの名前を挙げ、「9球団はすでにマツイをスカウトしている」と報道。「比較的若い年齢でFA市場に乗り出し、NPBや国際舞台ですでに感心すべき結果を積み重ねた投手に、多くの関心が集まるのは驚くべきことではない」と伝えた。

　左腕の能力については、「コントロールがマツイにとってたまに問題になっている」としつつも、奪三振の割合を31.85％と紹介し、「空振りを奪う能力に疑問はない」と分析している。

　今オフの左腕の救援投手のFA市場には、パドレスの守護神、ジョシュ・ヘイダー投手らがいるが「マツイはこのなかで即座に（米球団が）興味を示す名前となるだろう」と、各球団からの注目を集めると見通した。

　松井裕は、桐光学園高から2013年ドラフト1位で楽天入り。2015年からは守護神を務めるなど、3度のセーブ王に輝いた。4月には史上最年少での通算200セーブを達成。同月には海外FA権の資格取得条件を満たしていた。ここまで通算501試合に登板し、25勝46敗236セーブをマークしている。