鷹・津森が涙「すいません」 まさかの同点3ランは「後悔の投球」…報道陣にも謝罪

同点3ランを浴びたソフトバンク・津森宥紀【写真:荒川祐史】
同点3ランを浴びたソフトバンク・津森宥紀【写真:荒川祐史】

3点リードの延長10回に登板するもまさかの同点3ランを浴びる

■ロッテ 4ー3 ソフトバンク(16日・ZOZOマリン)

 ソフトバンクがファイナルステージ進出を逃した。16日、本拠地ZOZOマリンスタジアムで行われた「パーソル クライマックスシリーズ パ」のロッテ戦。1勝1敗で迎えた第3戦は延長10回に3点を先制したものの、その裏にマウンドに上がった津森宥紀投手が藤岡裕大内野手に同点3ランを被弾。あとを受けた大津亮介投手が安田尚憲内野手がサヨナラ打を浴びて敗れた。

 悪夢の瞬間だった。両チーム無得点で迎えた延長10回、周東佑京内野手の適時打で1点を先制。さらに川瀬晃内野手、柳田悠岐外野手にも適時打が飛び出して一気に3点を奪った。その裏を抑えれば、ファイナルステージ進出が決まるところだった。

 だが、代わった津森が角中、荻野に連打を浴びて無死一、二塁とされると、藤岡に右中間のホームランラグーン席に飛び込む同点3ランを被弾。追いつかれるまさかの一発を浴び、津森は涙を流し、ベンチで肩を落とした。

 試合後、報道陣に対応した津森は「精一杯やったんですけど、悔しい結果になってしまいました。緊張感はありましたし、これを抑えたら勝ちっていうのに打たれてしまって後悔の投球でした。過去イチくらい悔しいです」と言葉を絞り出した。チームの敗退が決まり、その場を去る際に「すみません」と謝罪して帰りのバスに乗り込んだ。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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