前田健太は「退団の可能性」 後半戦の“復活”で米メディア指摘…30億円QOなら受諾か

ツインズ・前田健太【写真:ロイター】
ツインズ・前田健太【写真:ロイター】

後半戦は防御率3.36と安定した成績、新たな契約を求める可能性も

 今オフにFAとなるツインズ・前田健太投手の去就に注目が集まっている。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が、オフのツインズの編成について特集。後半戦に安定した投球内容を見せたが「マエダは退団する可能性がある」と言及している。

 記事では今季104回1/3を投げ、防御率4.23をマークした前田の成績に着目し、「不安定ながらも力強い数シーズンを過ごした」と総括。右上腕三頭筋の張りで2か月間IL(負傷者リスト)入りする直前の登板となった4月26日(日本時間27日)のヤンキース戦で3回10失点を喫し、防御率が膨れ上がってしまったことに触れ、「復帰後は防御率3.36、29.6%の割合で三振を奪う活躍を見せた」と、巻き返しを評価した。

 気になるのはツインズが残留オファーを出すかという点。同メディアは「マエダはクオリファイングオファー(QO)を受け取る権利がある」と指摘。ツインズが、今年のQOの金額であるおおよそ1年2050万ドル(約30億6500万円)を提示した場合は、前田が受諾する可能性があるとしている。ただ、来年4月で36歳になるベテラン右腕が、後半戦のような働きをフルシーズン続けられるかは不透明。編成部門にとっては「QOを提示する、しないは今オフ最大の決断の1つ」として、球団も難しい選択が迫られることを予測している。

 2021年のトミー・ジョン手術からの復活を果たした今季、序盤戦は苦しい投球が続いた。それでも、徐々に持ち味を発揮して存在感を見せた日米通算162勝右腕はツインズに残るのか、後半戦の手応えを持ち新たな契約を勝ち取りにいくのか。決断に今後も注目だ。

(Full-Count編集部)

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