ショーパン＆「ビッグM」の“振り向き美人”が大バズリ　SNSで2000万再生の話題の美女

捕球後に振り向いて笑顔見せる動画で大バズリ…女優やモデルで活躍する青野楓さん

　スタイル抜群の後ろ姿で座り、ボールをキャッチ。振り向いてニコっと笑う。今、SNSで大バズリしている動画を知っているだろうか。女優、モデルなどで活躍する青野楓さんは、昨年投稿した“振り向き美人”動画がインスタグラムのリールで2000万回再生を突破した。きっかけは何気ない友人からの誘いだった。

　実は“捕手デビュー”だった。黒いショーパン姿でボールをキャッチするグラブは、ソフトボール部に所属していた中学時代のものだ。「友達とキャッチボールしているときに、何か動画撮りたいねってなって。『初めてキャッチャーやってみました』って何気なくやったものなんです」。日常の1コマが共感を呼び、最初にTikTokにアップすると200万回の再生だったが、インスタグラムのリールにアップするとその10倍の2000万回再生。フォロワーが一気に10万人に増えた。

“大バズリ”の発端は海外だった。「コメントは英語とかもう色々（な言語）。本当に色々な方から来ましたね」。ただ「可愛い」「キレイ」といったものだけでなく、意外なコメントも多かったという。「『フレーミングしすぎ』とか、グラブのミズノの昔のマークを見て『ビッグM』とか。多分、ツッコミどころが多かったから、ちょっと（再生数が）伸びたのかなって思っています」と分析する。

巨人・坂本、楽天・田中将と同郷…上京当初は環境が見つからず苦戦

　兵庫・伊丹市出身の30歳。巨人・坂本勇人内野手、楽天・田中将大投手と地元が一緒だった。父は空手の師範で、自身も幼少期から空手を習っていたが、中学3年間はソフトボール部で汗を流した。高校卒業と同時に芸能界を目指し上京。モデル、女優と活動の幅を広げていく一方で、「試合の楽しさを今でも覚えていて」。大会で“打った・投げた”の喜び、興奮が忘れられなかった。

　上京当初は野球をやる環境が見つからず「区のチームを検索とかもしました」。友人との練習が主だったが、バズった振り向き動画をきっかけに環境が一変。YouTuberの動画にも出演する機会を得て、俳優やモデルら同じ仲間が集う草野球チーム「ブルキース」に誘われ、現在は4番を務めることもあるという。今では毎週試合に出場し、週に1回程度はバッティングセンターへ。仕事前に近所で朝練もこなす。

　最初は空手で話題になったTikTokとインスタグラムは、徐々に野球に関する投稿が増えてきている。新たなSNS「スレッズ」では毎日野球の投稿を行っている。「女子ならではというか。私ならではの、ちょっと普段とは違う野球の動画とかを投稿しています」。少しでも野球に興味を持ってもらえる女の子が増えてほしい。そんな願いもある。

「ずっと野球に関わっていきたいという思いはあります」。将来的には野球の仕事にも興味を持つ。自らの目標に向け、芸を磨いていく。