大谷翔平とド軍は“ミスマッチ”? 米メディア指摘、人気球団ゆえに「難しくなる」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

「マルティネスのFAによりドジャースにDHの枠が空くので…」

 今オフFAとなり、去就が注目されているエンゼルスの大谷翔平投手。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は、ドジャースが来季DHとして大谷を「容易にラインナップにフィットさせることが可能だ」と展望を示した。

 ドジャースは「来年も、将来も十分な資金的余裕がある」という上に、「日本から初めて来たときからずっと、オオタニは西海岸のチームを好むのではないかという推測がされている」と“有利”とみられている。

 一方で「これは憶測の域を出ないが、ドジャースにとって不利に働くかもしれない要因もある。エンゼルス在籍中、少なくとも他のスーパースターに比べると、英語のメディアとあまり交流がなかった。より大きなマーケットを持つ球団に移籍すれば、これまでのように、できるだけスポットライトを避ける状況を維持することが難しくなるだろう。それが彼にとって実際に重要なことなのかどうかはわからないが」と“問題点”も指摘する。

 また、もう一つの重要な問題として、大谷が投打二刀流をいつまで続けられるか、ということを挙げる。「おそらく球団によって考え方が異なるだろう。2度目の右肘手術を受けた今、30代に入ってどう持ちこたえるのか、さらなる疑問が投げかけられている。ある球団は、彼が望む限り自由に先発をさせたいと思うかもしれないし、ある球団はいつブルペンに移すか、あるいはいつ投げることを止めさせるかについての具体的なアイデアがあるかもしれない。その場合、価値ある外野手として考えるかもしれないし、年齢を重ねたときに指名打者としてのみでプレーさせたいと考える球団もあるだろう」と分析した。

 大谷は右肘靭帯の手術の影響で投手としての復帰は2025年となる見込み。来季は野手としてのプレーとなる。同メディアは「2024年は指名打者としてのみでプレーすることになるが、二刀流選手として復帰する可能性と、彼がもたらす国際的なマーケティングの機会に各球団は魅力を感じるだろう。短期的に考えると、マルティネスのFAによりドジャースにDHの枠が空くので、オオタニを容易にラインナップにフィットさせることが可能だ」と見通しを述べた。

(Full-Count編集部)

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