通算303発“超大物”の争奪戦も? 日米熱視線27歳ら好左腕も続々…今オフ注目のFA選手

日本ハム・加藤貴之、巨人・中田翔、楽天・松井裕樹(左から)【写真:荒川祐史、矢口亨】
日本ハム・加藤貴之、巨人・中田翔、楽天・松井裕樹(左から)【写真:荒川祐史、矢口亨】

楽天・松井裕は今季3度目のタイトル、オリ山崎福は初の2桁勝利

 今年のプロ野球でフリーエージェント(FA)宣言して他球団に移籍したのは5選手。メッツ・千賀滉大投手(前ソフトバンク)、ソフトバンク・近藤健介外野手(前日本ハム)、オリックス・森友哉捕手(前西武)らが躍動した。このオフはどんな展開になるだろうか

 最も注目されるのは、今季39セーブで2年連続3度目のタイトルを獲得した楽天・松井裕樹投手だろう。通算236セーブの27歳は海外FA権を有する。宣言すれば日米争奪戦になるとみられる。セ・リーグ2位の33セーブをマークしたヤクルト・田口麗斗投手は今季、国内権を取得した。

 先発ではともに今季国内FA権を得たオリックス・山崎福也投手、日本ハム・加藤貴之投手の動向が注目される。山崎福は今季初の2桁勝利(11勝)をマーク。加藤貴は抜群の制球力を武器に今季まで3年連続規定投球回をクリアしている。貴重な先発左腕は宣言すれば、人気になりそうだ。

 海外FA権を有する巨人・中田翔内野手は先日、「真剣に考えたいです」などと注目発言した。昨オフに3年契約を結ぶも、毎シーズンオフに契約を破棄できる権利(オプトアウト)を持つ。通算1523安打&303発の実績。宣言すれば争奪戦になる可能性もある。

 他に投手ではDeNA石田健大、西武・平井克典も今季国内FA権を取得。今季の開幕投手を務めた石田は4勝9敗、防御率3.97だった。平井はチーム最多の54登板で4勝3敗28ホールドをマークした。

 捕手ではDeNA・戸柱恭孝が国内FA権を取得。今季は70試合で打率.242、5本塁打だった。楽天・茂木栄五郎内野手は今季国内FA権取得も、8試合出場のみ。打率.083、0本塁打、1打点に終わった。2019年には141試合で13本塁打、2021年には120試合で14本塁打。宣言すれば手を上げる球団はありそうだ。

 西武・山川穂高内野手は自身の不祥事で今季は17試合出場。国内FA権取得までの1軍登録日数には17日足りないが、故障者特例措置によって取得が見込まれている。今月5日の時点では「しっかり考えていかなければならない」などと話していた。どんな決断を下すか注目される。

(Full-Count編集部)

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