支配下復帰も容赦なく2か月半で戦力外 2年連続の通告も…“育成上がり”の厳しい現実

巨人から戦力外を受けた高木京介、三上朋也、田中豊樹(左から)【写真:荒川祐史、矢口亨】
巨人から戦力外を受けた高木京介、三上朋也、田中豊樹(左から)【写真:荒川祐史、矢口亨】

巨人は10人が育成から支配下登録、4人が第1次通告期間で戦力外になった

 育成選手にとって、支配下昇格は最大の目標の1つ。まずは2桁背番号を着けなければ、1軍への扉は開かれない。一気にスター街道を駆けあがる選手もいれば、戦力外を通告される選手も。ここでは今季中に育成から支配下登録されたセ・リーグ選手を検証する。

 最も多かったのが巨人で10選手。明暗が分かれる格好になった。左膝半月板手術の影響で昨年オフに育成になった梶谷隆幸外野手は開幕直前の3月24日に支配下復帰、102試合出場で、打率.275をマークした。

 5年目左腕の横川凱投手は20登板で4勝をマーク。飛躍への足掛かりをつかんだ。5月15日に支配下復帰した中川皓太投手は44登板で14セーブ、17ホールドをマークした。育成ドラフト1位の松井颯投手は5月15日に支配下となり8登板で1勝をマークした。

 一方、堀岡隼人、田中豊樹、三上朋也、高木京介の4投手が戦力外となった。左腕・高木は昨オフに自由契約となり育成に。7月28日に支配下復帰したが1登板に終わり、約2か月半で戦力外となった。昨年DeNAを自由契約になった三上は5月4日に支配下となり22登板も再び戦力外となった。

 中日の育成ドラ1ルーキー・松山晋也投手は6月5日に支配下に。36登板で1勝17ホールド、防御率1.27と圧倒的な投球を見せた。ヤクルトの丸山翔大投手は4月29日に昇格して22試合に登板した。

(Full-Count編集部)

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