“朗希ドラフト”から4年…1位指名で初の戦力外 3球団競合の末、分かれた明暗

ソフトバンク・佐藤直樹、ロッテ・佐々木朗希、中日・石川昂弥(左から)【写真:矢口亨、荒川祐史】
ソフトバンク・佐藤直樹、ロッテ・佐々木朗希、中日・石川昂弥(左から)【写真:矢口亨、荒川祐史】

ソフトバンクは2019年ドラフト1位の佐藤直樹ら7選手に戦力外を通告した

 ソフトバンクは22日、佐藤直樹外野手ら7選手に、来季の支配下契約を結ばない旨を通達したと発表した。佐藤直は佐々木朗希投手らに注目が集まった2019年ドラフト会議で、ソフトバンクから1位指名を受けた。しかし、わずか4年でドラフト1位だった選手の中では、一番最初に戦力外通告を受けてしまった。

 ソフトバンクは、石川昂弥内野手で中日、オリックスと3球団競合になると、外れ1位でJR西日本の佐藤直を単独指名した。2021年に1軍で25試合に出場、昨季は48試合、今季は41試合に出場したが、3年間で打率.129、2本塁打にとどまった。ファームでも51打席で打率.217、0本塁打、OPS.555と打撃の課題を克服できなかった。

 豊作と言われたこの年のドラフト1位では、主力として活躍している選手も多い。ロッテの佐々木朗を筆頭に、オリックスの宮城大弥投手、広島の森下暢仁投手は、すでに誰もが知るスター選手。阪神の西純矢投手、中日の石川、楽天の小深田大翔内野手、日本ハムの河野竜生投手らも1軍に定着している。

 一方、大きな期待を背負ったヤクルトの奥川恭伸投手、巨人の堀田賢慎投手、DeNAの森敬斗内野手は、ここまでは怪我などに苦しんでいる。22歳とまだまだ若いことから、復活を待ちたい。西武の宮川哲投手は、今季4試合の登板で防御率7.16。4年間でワーストの登板数に終わり、来季は正念場になりそうだ。

(Full-Count編集部)

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