ビシエド「日本人枠」でも…助っ人不振なら“無意味” 中日に求められる補強成功

中日のダヤン・ビシエド【写真:矢口亨】
中日のダヤン・ビシエド【写真:矢口亨】

ビシエドが、国内FA権の有資格選手としてNPBから公示された

 中日のダヤン・ビシエド内野手が23日、国内FA権の有資格選手としてNPBから公示され、これに伴って来季からは外国人枠を外れることになった。中日は今季、アリスティデス・アキーノ外野手、ソイロ・アルモンテ外野手ら新助っ人の不振が、最下位低迷の一因にもなった。補強にも大きな影響を与えそうだ。

 ビシエドは8年目の今季、91試合の出場して打率.244、6本塁打、OPS.641と自己ワーストの成績に終わった。34歳とベテランの域に差し掛かっているが、日本人枠と考えると心強いのも事実だ。一方、アキーノは20試合で打率.154、1本塁打、6打点、アルモンテも打率.264、1本塁打、2打点で自由契約になっており、この2人に代わる新助っ人を探してくるのは、今オフの優先事項となる。

 オルランド・カリステ内野手こそ47試合で打率.233、5本塁打、OPS.639と最低限の結果を残したが、自由契約になった2選手の代役プラス、ビシエドの枠の空いた分で3人の補強は可能になるだろうか。投手陣ではライデル・マルティネス投手、ウンベルト・メヒア投手、マイケル・フェリス投手の3人を残留させ、なおかつ広いバンテリンドームでも一発を打てる大砲を探すのが基本線だろう。

 とはいえ、中日にとどまらずNPBで強烈な成績を残す外国人選手を補強するのは、至難の業になってきている。外国人枠を5枠フルで使っている球団のほうが少なく、ビシエドが日本人枠の扱いになったところで、他の助っ人が全滅ならメリットにはならないだろう。どちらにせよ、2年連続最下位から脱出するためには、今オフの補強の動きが重要になってくるのは間違いないだろう。

(Full-Count編集部)

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