巨人28歳は打率.000、鷹外野手は戦力外 潮目変わった英雄2人…仙台育英OBの“明暗”

巨人・松原聖弥、ソフトバンク・上林誠知、ロッテ・平沢大河、日本ハム・郡司裕也(左から)【写真:矢口亨、荒川祐史】
巨人・松原聖弥、ソフトバンク・上林誠知、ロッテ・平沢大河、日本ハム・郡司裕也(左から)【写真:矢口亨、荒川祐史】

鷹・上林に戦力外通告、巨人・松原、ロッテ・平沢らも正念場を迎えている

 ソフトバンクの上林誠知外野手は22日、戦力外通告を受けた。2017年に134試合に出場して打率.260、13本塁打。翌2018年には全143試合に出場して打率.270、22本塁打、62打点、リーグ最多の三塁打14本を記録するなど期待の若手だったが、その後は故障に苦しんだ。上林と同じ仙台育英高のOBは現役選手にも多く、2023年はそれぞれが転機となるシーズンを過ごした。

 巨人の松原聖弥外野手も、苦しい1年となった。明星大を経て2016年育成ドラフト5位で巨人入りし、2018年7月に支配下登録。2020年は86試合に出場して打率.263、12盗塁、翌2021年は135試合で打率.274、12本塁打、15盗塁と外野のレギュラーを掴んだかに思われた。しかし、昨季は50試合で打率.113と不振に陥ると、今季は21試合で12打数無安打、まさかの打率.000に終わった。

 日本ハムの郡司裕也捕手は、移籍をきっかけにチャンスをモノにした。慶大を経て2019年ドラフト4位で中日入りしたが、なかなか1軍定着の機会を掴むことができなかった。今年6月に齋藤綱記、宇佐見真吾との2対2の交換トレードで山本拓実とともに移籍。新天地では自己最多の55試合に出場し、打率.254、3本塁打と結果で応え、勝負強いバッティングで何度もお立ち台に上がった。

 ロッテの平沢大河内野手は、正念場に立たされている。かつての甲子園のスターで2015年ドラフト1位で入団したが、打撃に苦しんだまま8年が過ぎた。今季は57試合で打率.170、3本塁打だった。中日の梅津晃大投手は、2018年ドラフト2位。今季は右肘の手術から復帰し、9月25日の阪神戦(バンテリン)で1177日ぶりの白星を挙げた。自己最速155キロも計測し、来季への手応えを掴んだ。

(Full-Count編集部)

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