悪夢の「334」から18年、呪縛は解けた? 関門は10・28…岡田阪神が挑む“初戦の壁”

阪神・岡田彰布監督【写真:荒川祐史】
阪神・岡田彰布監督【写真:荒川祐史】

“第1次岡田政権”では2005年日本Sなど、POでは全て初戦を落とし敗退した

 阪神とオリックスが激突する日本シリーズは28日に京セラドームで開幕する。1985年以来38年ぶり2度目の日本一を目指す阪神は、岡田彰布監督が率いて臨んだ2005年のシリーズでロッテに0勝4敗で敗れた。過去のデータを見ると、初戦が“山場”のようだ。

 2004~2008年の“第1次岡田政権”でリーグ優勝を飾ったのは2005年。当時はクライマックスシリーズ(CS)が実施されておらず、そのまま日本シリーズに出場してロッテと対戦した。ところが第1戦に1-10で7回途中濃霧コールド負けを喫すると一気にロッテに流れが傾いた。

 第2戦も0-10で大敗し、甲子園に戻った第3戦は1-10、第4戦も2-3で敗戦。4連敗で敗退し、両チームの総得点「33」と「4」の“334”はネットスラングとして現在も流布している。

 2007年に始まったCSでも岡田阪神は初戦に苦戦。レギュラーシーズン3位で臨んだ同年はCSファーストステージで中日に0-7、3-5と2連敗で敗退した。

 巨人に大逆転優勝を許して2位に終わった2008年は、CSファーストステージで再び中日と対戦。初戦を0-2で落とし、第2戦には7-3で勝ったものの第3戦に0-2で敗れて敗退となった。

 第1次政権では短期決戦を制したことはなく、初戦も全て敗れていた。ただ、先日の広島とのCSファイナルステージでは初戦に4-1快勝。3連勝で日本シリーズ進出を決めた。初戦の呪縛は解けたのか、日本シリーズでは“呪い”は続くのか。注目の第1戦となる。

(Full-Count編集部)

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