“今年でもドラ1”の最強遊撃手 防御率0.35の153キロ左腕…「24年のドラフト」も逸材揃い

法大・篠木健太郎(左)と明大・宗山塁【写真:小林靖】
法大・篠木健太郎(左)と明大・宗山塁【写真:小林靖】

明大の宗山塁は、獲得できれば遊撃手は10年安泰とまで囁かれるほどの逸材

 2023年の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が終了し、支配下72人、育成50人が指名を受けた。年に一度の大イベントが終わった余韻は冷めないが、ここでは一足早く、2024年のドラフト候補を紹介したい。超目玉となりそうなのは、明大の宗山塁内野手。獲得できれば遊撃手は10年安泰とまで囁かれるほどの逸材だ。その他にも注目候補が目白押しだ。

 広陵高では高校通算18本塁打を放ち、明大に進んだ宗山は1年春のリーグ戦からレギュラーを掴み取った。3年春まで通算57試合で驚異の打率.350、8本塁打、出塁率.415、長打率.539、OPS.954をマーク。1年秋、2年春と秋にベストナイン、2年春に首位打者に輝いた。元阪神、ロッテの鳥谷敬氏と比較される。

 同じ六大学では、法大の篠木健太郎投手にも注目が集まる。木更津総合高では、1年で甲子園での登板を経験。大学2年で大学代表候補にも選ばれ、選考合宿で最速157キロを計測した。大学生では他にも、関大の153キロ左腕、金丸夢斗投手が驚異的な成績。今季は6試合に先発登板して6勝0敗、防御率0.35だ。

 高校生では名門・大阪桐蔭高の最速154キロ右腕、平嶋桂知投手らが要チェックだ。身長197センチの恵まれた体格から最速150キロを誇る知徳高の小船翼投手、神戸国際大付の最速148キロ、津嘉山憲志郎投手ら右腕に逸材が多い。野手では二松学舎大付の一塁手、高校通算29本塁打の片井海斗内野手に注目だ。

 社会人では、昨年のドラフト会議で指名漏れとなった日本生命の山田健太内野手。大阪桐蔭高から立大、そして社会人野球でも都市対抗に出場したスラッガーに注目だ。その山田と慶大時代にしのぎを削った日立製作所の生井惇己投手、トヨタ自動車の増居翔大投手。智弁学園から東芝に進んだ西村王雅投手らもいる。

【表】またも豊作? 逸材揃いの2024年ドラフト候補たち

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