西川や2軍打点王ら外野手戦力外 主力高齢化もドラフト指名は1人…気になる次の一手

楽天・西川遥輝(左)と和田恋【写真:荒川祐史、小林靖】
楽天・西川遥輝(左)と和田恋【写真:荒川祐史、小林靖】

和田、正隨が戦力外も…ドラフトで外野手の獲得は青学大・中島のみ

 楽天は27日、和田恋、正隨優弥両外野手と来季の契約を結ばないことを発表した。外野手では、西川遥輝を含め3人が戦力外になったが、前日26日のドラフト会議では青学大・中島大輔を6位で指名したのみ。現有戦力は徐々に高齢化が進んでいる。

 今季、楽天の外野手で規定打席に到達したのは辰己涼介のみだった。自己最多133試合に出場し、打率.263、9本塁打43打点。守備でも広い守備範囲でチームを支えた。また、小郷裕哉も自己最多の120試合に出場。規定打席には未達も打率.262、10本塁打、49打点を記録した。

 一方で、昨季の最多安打、島内宏明は今季は打率.236と低迷。岡島豪郎も114試合で打率.266と復活したが、今年で34歳とベテランの域に差し掛かる。内野手がメインの阿部寿樹や小深田大翔が外野を守る試合もあった。

 中堅、若手では1軍で95試合に出場した田中和基は打率.088と不振。2020年のドラフト1位吉野創士は2軍で出場6試合止まり。武藤敦貴も1軍出場はなかった。ドラフトで指名された中島は青学大、大学日本代表「侍ジャパン」では主将としてチームを引っ張った。50メートル5秒9の俊足だけでなく、強肩好打も武器。早い段階で1軍起用があるかもしれない。

 大胆な戦力整理を行った楽天。これから新たな補強を行うのか、それとも現有戦力で戦うのか。新たな一手と今江敏晃新監督の起用にも注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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