オリ戦力外の右腕は“掘り出し物”に? 2軍で光る抜群数値「5.58」、防御率は0.00

オリックス・竹安大知【写真:荒川祐史】
オリックス・竹安大知【写真:荒川祐史】

プロ8年目の29歳、今季1軍では2試合の登板で防御率10.38だった

 オリックスは28日、竹安大知投手ら3人に来季の選手契約を行わない旨を通達したと発表した。プロ8年目の29歳は、今季は2試合の登板で防御率10.38に終わったが、ファームでは好指標とあって他球団にとっては“掘り出し物”となるかもしれない。

 竹安は2015年ドラフト3位で阪神に入団。2017年にプロ初登板初勝利を挙げたが、阪神では計3登板にとどまり、2018年オフに西勇輝投手の人的補償でオリックスに移籍した。新天地では2021年の17試合登板が最多で、これまで通算40試合の登板で10勝6敗、防御率4.29となっている。

 セイバーメトリクスの指標を駆使して分析などを行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータを見ると、今季2軍では5試合の登板ながら防御率0.00。22回1/3を投げ15安打で失点を許さず、2四球、16奪三振という内容だった。また直球100球当たりの失点増減を示す「wFA/C」は20イニング以上投げた投手の中でトップの「5.58」をたたき出した。

 1軍では2021年は先発と救援を経験し、2022年以降は先発を担っている。3球団目の道は、開けるのだろうか。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。

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