鷹戦力外選手は争奪戦の可能性も 2軍で無双右腕や貢献度No1の24歳…“お宝”ズラリ

ソフトバンクから戦力外を受けた増田珠、森唯斗、上林誠知(左から)【写真:藤浦一都、荒川祐史】
ソフトバンクから戦力外を受けた増田珠、森唯斗、上林誠知(左から)【写真:藤浦一都、荒川祐史】

椎野や増田らが戦力外となり、第1次と合わせて計12人が岐路に

 ソフトバンクは椎野新投手、増田珠内野手と育成3選手に来季の契約を結ばない旨を通告したことを28日に発表した。22日には森唯斗投手、嘉弥真新也投手、上林誠知外野手ら7選手が戦力外になっており、大幅な戦力整理を進めている。しかしこれらの選手は、他球団にとっては“お宝”となる可能性も高い。

 28歳の椎野は今季、ウエスタン・リーグで29試合に登板して防御率1.16を誇る。31投球回ながらわずか4失点で42三振を奪い、奪三振割合「K%」は35.6%となっている。

 高卒6年目24歳の増田は、セイバーメトリクスの指標を駆使して分析などを行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータによると、WAR3.6。200打席以上の野手ではウエスタン・リーグでトップとなっている。一塁、二塁、外野とこなしており、重宝される選手となりそうだ。

 また森や嘉弥真といった経験豊富な投手の名前も。森は入団1年目の2014年から7年連続50試合以上に登板。2018年に37セーブを挙げ、タイトルを獲得した実績もある。2019年には侍ジャパンとして「プレミア12」で世界一に輝いた嘉弥真は“左キラー”として2017年から6年連続で50試合超に登板。今季は不調もあって23試合登板止まりだったが、シーズン終盤は1軍の戦力となっていた。ともに30歳を超えているが、まだまだ老け込むには早いだろう。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。

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