元新人王のドラ1ら4人が戦力外…リーグV支えた捕手は飛躍 2015年阪神ドラフトの明暗

オリックスから戦力外を受けた竹安大知、阪神から戦力外を受けた高山俊・板山祐太郎(左から)【写真:荒川祐史、矢口亨】
オリックスから戦力外を受けた竹安大知、阪神から戦力外を受けた高山俊・板山祐太郎(左から)【写真:荒川祐史、矢口亨】

オリを戦力外となった竹安は2015年ドラフト3位で阪神に入団した

 オリックスは竹安大知投手ら3選手に来季の選手契約を行わない旨を通達したと28日に発表した。竹安は2015年ドラフト3位で阪神に入団。2018年オフに人的補償でオリックスへ移籍していた。プロ入りした阪神の“同期”は、竹安を含めて今オフ4人が戦力外に。一方で自己最多出場を果たすなど明暗が分かれた。

 1位は、ヤクルトと2球団が競合した高山俊外野手だった。1年目から136安打を放って新人王に輝くも、以降は成績が下降。通算467試合に出場も、今季は1軍出場がなく戦力外となった。

 ほかにも4位の望月惇志投手、6位の板山祐太郎外野手も来季の契約を結ばないことを通知された。190センチの長身右腕・望月は2021年に自由契約となり育成選手として再出発。しかし1軍復帰は叶わなかった。板山は今季は12試合の出場で打率.059に終わっていた。

 一方で、5位で入団した青柳晃洋投手は昨季2年連続の13勝を挙げ、今季は初の開幕投手を務めた。最終的には8勝6敗、防御率4.57と成績は落としたものの、先発の柱の1人としてチームを支えている。2位の坂本誠志郎捕手は、自己最多の84試合に出場してリーグ優勝に貢献した。

 育成指名はなく、たった6人だった阪神の“2015年組”。プロ8年目を終えた今オフ、大きな動きが起きる結果となった。

(Full-Count編集部)

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