活躍はごくわずか…厳しい戦力外からの“再起” 2年連続の通告、打率.000で終了の現実

オリックス・小野泰己(左)と巨人・三上朋也【写真:矢口亨】
オリックス・小野泰己(左)と巨人・三上朋也【写真:矢口亨】

ロッテ澤田は17試合で防御率1.08と復活も…巨人三上、オリ小野は2年連続の通告

 NPBでは第2次戦力外通告期間が始まり、各球団続々と戦力整理が進んでいる。オリックス・小野泰己投手は阪神時代に続き、2年連続の通告となった。昨季、戦力外通告を受けてから新天地を見つけた選手は1年が経過しどのような成績を収めたのだろうか。現在地を見てみる。

 復活を遂げたのはロッテ・澤田圭佑投手だ。オリックスでは2018年に47登板で5勝8ホールドと活躍したが、2022年6月にトミー・ジョン手術を受け、同年限りで戦力外となった。昨オフにロッテと育成契約を結ぶと7月下旬に支配下登録。17試合の登板で2勝2セーブ6ホールド、防御率1.08と好成績を残し、クライマックスシリーズでも登板を果たした。

 ヤクルトは昨オフ、三ツ俣大樹内野手(元中日)、尾仲祐哉投手(元阪神)、沼田翔平投手(元巨人)の3選手を獲得。しかし、三ツ俣はわずか18試合で打率.143、尾仲は11登板で防御率5.17、沼田は1軍登板なしに終わった。DeNAが育成で獲得した西巻賢二内野手は4月に支配下契約を結んだが、7試合の出場で3打数無安打だった。

 小野以外にも2年連続の通告を受けた選手もいる。昨季DeNAに所属した三上朋也投手は、巨人と育成契約を結んだ。5月に支配下登録され、1軍で22試合に登板。1敗7ホールド、防御率4.60という成績だったが、来季は契約を結ばないことが球団から発表された。また、オリックスの上野響平内野手(元日本ハム)、ソフトバンクの渡邊佑樹投手(元楽天)、楽天のエスタミー・ウレーニャ内野手(元巨人)は支配下契約を勝ち取ることができなかった。

 今オフもすでに120人以上が戦力外通告を受けた。その中には、通算470登板のソフトバンク・森唯斗投手や、今季のウエスタン・リーグで最多セーブに輝いた阪神・小林慶祐投手、イースタン・リーグ打点王の楽天・和田恋外野手もいる。新天地で再起を図ることはできるだろうか。

(Full-Count編集部)

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