大量108選手が自由契約、300登板の34歳も 最優秀防御率右腕は戦力外…激動の31日

ロッテ・石川歩(左)と中日・岡田俊哉【写真:小林靖、小西亮】
ロッテ・石川歩(左)と中日・岡田俊哉【写真:小林靖、小西亮】

ロッテの石川歩は戦力外から育成へ、育成の自由契約には中日の岩嵜翔も

 10月も最後の一日となった31日、プロ野球界では戦力外や自由契約が相次ぐ激動の1日となった。ロッテ、広島、ヤクルト、西武、中日の5球団で合わせて16選手に戦力外通告が行われ、西武は外国人3選手と契約を更新しなかった。また、日本野球機構(NPB)は2024年度の「育成選手保留者名簿」を公示。この名簿に記載されなかった108選手が、自由契約選手として発表された。

 ロッテは、石川歩投手に来季の契約を行わない旨を通知したと発表した。2013年ドラフト1位で入団し、新人だった2014年から3年連続2桁勝利を挙げ、2016年には最優秀防御率のタイトルを獲得するなど先発の柱として長くチームを支えた。しかし今季は故障に苦しみ、10年目で初めて1軍登板なし。24日に右肩の手術を受けたことが発表されており、球団は育成契約を打診する見込みだ。

 さらに、広島は藤井黎來投手、ヤクルトは吉田大喜投手、嘉手苅浩太投手、奥村展征内野手、松本友内野手の4選手、西武は赤上優人投手、中熊大智捕手、ブランドン内野手、川野涼多内野手、仲三河優太外野手の5選手、中日は溝脇隼人内野手に戦力外を通告。中日は岡田俊哉投手、近藤廉投手、福元悠真外野手、星野真生内野手と支配下契約を結ばないが育成選手として再契約する予定。

 また、西武はヘスス・ティノコ投手、ブルックス・クリスキー投手、マーク・ペイトン外野手に来季の契約を結ばないことを通告。NPBが発表した育成選手の自由契約には、中日の岩嵜翔投手、巨人の太田龍投手ら実力者も含まれている。育成選手は育成契約を結んでから3年が経過すると、自動的に自由契約選手となる。その後、育成再契約を結んだ場合は1年ごとに自由契約となる。

(Full-Count編集部)

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