レンジャーズ、球団創設63年目で初の世界一 シーズン2位から大逆転…敵地で11戦全勝

世界一に輝いたレンジャーズナイン【写真:Getty Images】
世界一に輝いたレンジャーズナイン【写真:Getty Images】

6回まで無安打も7回に3連打で先制、9回に4点…ボウチー監督は4度目WS制覇

■レンジャーズ 5ー0 Dバックス(日本時間2日・アリゾナ)

 ワールドシリーズは1日(日本時間2日)、チェイス・フィールドで第5戦が行われ、レンジャーズがダイヤモンドバックスに勝利。4勝1敗とし、球団創設63年目にして初の世界一に輝いた。シーズン2位からの逆襲。同一年のポストシーズンではMLB記録となる敵地11連勝の進撃だった。MVPにはコーリー・シーガー内野手が選出。自身2度目の受賞となった。

 ダイヤモンドバックスの先発、ギャレンに6回まで無安打に封じられていたレンジャーズ打線が7回に目覚めた。シーガー、カーターの長短打で無死二、三塁とし、続くガーバーが中前適時打。先制点を手にした。

 9回には無死一、二塁でハイムの中前打を中堅手が後逸して2点。さらにセミエンが2ランを放ち、試合を決めた。投げては先発のイオバルディが6回無失点の好投。救援陣がリードを守り切り、栄冠を手にした。

 1961年にワシントン・セネタースとして発足し、1972年に本拠地移転に伴いテキサス・レンジャーズに。2010、2011年にワールドシリーズに出場したもののいずれも敗れていた。

 今季はワールドシリーズ制覇3度の実績を誇るボウチー監督が就任。ア・リーグ西地区を2位で終え、プレーオフではレイズ、オリオールズ、アストロズを撃破し、ワールドシリーズへ進んだ。

 快進撃の立役者だったガルシアが第3戦で負傷するなどアクシデントも発生したが、頂点に駆け上がった。ボウチー監督は通算4度目のワールドシリーズ制覇。シーガーはドジャース時代の2020年に続いて2度目のMVPとなった。MVP2度は史上4人目。野手ではレジー・ジャクソン(1973、1977年)に続いて2人目となる。

【実際の映像】投手はグラブ投げ絶叫、マウンドに歓喜の輪! レンジャーズ初の世界一達成の瞬間

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