カーショー手術が引き起こす“地殻変動” 大谷翔平を狙うド軍、山本由伸への本気度

ドジャースからFAとなったクレイトン・カーショー【写真:ロイター】
ドジャースからFAとなったクレイトン・カーショー【写真:ロイター】

カーショーはSNSで左肩手術を報告…復帰は2024年夏頃の見込み

 ドジャースのレジェンド左腕、クレイトン・カーショー投手が3日(日本時間4日)、自身のインスタグラムで左肩手術を受けたことを明かした。MLB公式サイトなど米メディアが伝えた。2024年夏頃の復帰を目指すという。今オフFAになった通算210勝左腕が来季開幕に間に合わないことを受け、オリックス山本由伸投手獲得に乗り出す可能性についても報じられている。

 MLB公式によると、カーショーはインスタに「今朝、左肩の手術を行った。来夏のどこかの時点で復帰できることを願っている」などと綴った。執刀したのはエンゼルス大谷翔平投手の右肘手術を手掛けたニール・エラトロッシュ氏だという。

 米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は「カーショーが肩の手術を行う。夏の復帰を願っている」の見出しで詳報した。今季成績は13勝5敗、防御率2.46だったが、7月上旬に左肩痛で負傷者リスト(IL)入り。以降は影響があったと指摘する。速球の平均は91マイル(約146.5キロ)だったが、8月は90.2マイル(約145.2キロ)、9月には88.6マイル(約142.6キロ)に低下したと伝える。

 ドジャースは過去2シーズン、カーショーにクオリファイングオファー(QO)を提示せず。左腕は単年契約でプレーした。今オフはQOを検討していたとしても、今回の手術で「その可能性がなくなったように見える」と記事は言及。「十分な資金力があるので、どんなレベルのFA選手でも獲得レースに積極的に参戦できる」として、FA市場のトップランクにあがる投手に山本やブレイク・スネル、アーロン・ノラの名前を挙げている。FAになった大谷の移籍先候補として最有力視されているドジャース。エースの手術は、FA戦略にどんな影響を与えるだろうか。

(Full-Count編集部)

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