友だちゼロの巨人右腕…侍J初日に“ド緊張” 同僚も証言「マジで不安しかないと」

侍ジャパンの合宿に参加している巨人・赤星優志【写真:荒川祐史】
侍ジャパンの合宿に参加している巨人・赤星優志【写真:荒川祐史】

赤星のキャッチボール相手は同世代の西武・佐藤「何となく決まった感じです」

 野球日本代表「侍ジャパン」の赤星優志投手(巨人)が、まずまずの“侍デビュー”を飾ったようだ。6日、宮崎市清武総合運動公園での代表キャンプがスタート。前日5日に友だちがいないことを心配していた右腕は「完璧です」と、引きつった顔で初日を振り返った。

 赤星は年代別を通じて初の代表入り。巨人から投手としてただ一人選出された右腕は「連絡を取り合う人? ゼロです。僕は知っているんですけど、向こうが知っているかは分からないので」と悩みを口にしていた。一夜明け、この日は、同世代の左腕・佐藤隼輔(西武)とキャッチボール。グラウンドで話をする場面もあった。「心強い仲間だなと感じます。(キャッチボール相手は)何となく決まった感じです」。十分なコミュニケーションには、まだ時間がかかるようだ。

 前日に宮崎市内の宿舎でチームに合流。「今日が勝負だと思います」と他球団選手との交流へ意欲を見せていた。「昨日の夜と今日の朝は門脇と一緒に(食事会場へ)行きました。ご飯の時はあんまり。ちょっと挨拶をするぐらいで。皆さん、食事に集中していました」。初日は思うようなアピールとはいかなかったようだ。

 赤星と行動を共にしていた門脇は1学年上の赤星について、「緊張していました。相変わらず。赤星さんはマジで不安しかないとずっと言っているので」とぶっちゃけた。「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」の開幕まであと10日。すぐに“愛されキャラ”になるに違いない。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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