イチロー氏、フリー実演で高校の窓破壊 推定130m弾も…生徒驚愕「うわー」「えぐい」

フリー打撃で野球部員と課したノルマを達成し喜ぶイチロー氏【写真:代表撮影】
フリー打撃で野球部員と課したノルマを達成し喜ぶイチロー氏【写真:代表撮影】

北海道・旭川東高で指導「バテてきたときにどういう形を保てるかが大事」

 マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が、4日から2日間にわたり北海道・旭川東高で野球部員たちを指導した。打撃練習ではフリー打撃を実演。外野奥にある校舎の窓を直撃する大飛球も放ち、選手からは驚きの声が上がった。

 右翼95メートルのグラウンドは、高さ約8メートルの防球ネットがあり、その奥に4階建ての校舎がそびえたつ。イチロー氏はまず27球で23スイングし、そのうち2球がネットを超えて校舎へ。1球は窓を直撃し、もう1球は窓の間の壁に当たった。

 大歓声に「もうちょい見たい? おじさん疲れるからさ」と冗談も。校舎3階の数学教室の窓を割り「数学の成績だけがーんと下がったらどうしよう」と笑顔を見せた。

 フリー打撃は計73球、63スイングで最長飛距離は推定130メートルだった。凄まじいアーチの数々に生徒たちは「うわー」「えぐい」と感嘆。イチロー氏は「そんなに力入れているように見えないでしょ。バテてきたときにどういう形を保てるかが大事。(疲れてきたら)チャンスと思って。楽して打つとその形が身につく。しんどくても形を保って。うまくなるチャンスだから」とアドバイスを送っていた。

 2日目も91スイングで校舎の屋上へ5本、窓を含む校舎直撃が14本、右翼ファウルゾーンのマネジャー室の窓破壊が1本。「いまだに50歳でもやり続けていると、去年より飛距離も伸びている。面白くない? すごい面白い。みんなは吸収力が半端ないから、冬の間でめちゃくちゃ変わるよ」と衝撃の事実を明かしつつ、生徒たちの成長を願った。

(Full-Count編集部)

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