エンゼルスが大谷翔平にQO提示 米記者報道…30億円も“拒否確実”で争奪戦へ

エンゼルスからFAとなった大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルスからFAとなった大谷翔平【写真:ロイター】

大谷の今季年俸は約45億円のため拒否が確実とみられる

 エンゼルスは6日(日本時間7日)、FAの大谷翔平投手にクオリファイングオファー(QO)を提示したと、MLB公式サイトのエンゼルス番レット・ボリンジャー記者が伝えた。来季のQOの金額は2032万5000ドル(約30億5000万円)。大谷側は拒否するとみられている。

 QOとはFA選手に元の所属球団が提示する制度で、選手側が受諾した場合、メジャーの年俸トップ125人の平均額を算出した額の単年契約となる。2012年からスタートした制度だが、これまでに提示された124人中、受諾したのはわずか13人となっている。大谷側は、東部時間の14日午後4時(同15日午前6時)までに受諾するかどうかを決める必要がある。

 ボリンジャー記者はX(旧ツイッター)で「エンゼルスはクオリファイングオファー(QO)をショウヘイ・オオタニに提示した」と投稿。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のサム・ブラム記者ら、複数の記者が続々と報じた。

 今季の大谷の年俸は3000万ドル(約45億円)のため、金額が低くなるQOを拒否することは確実とみられている。拒否して他球団と契約した場合、エンゼルスは補償として移籍先の球団からドラフト指名権を得ることになる。

 大谷の獲得にはドジャース、メッツ、ジャイアンツなど複数球団が名乗りを上げると見られ、メジャー史上最高額となる5億ドル(約750億円)を超える争奪戦が予想されている。

(Full-Count編集部)

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