最終日中止でも…高まる“早期決着”の声 GM会議を席巻した「ショウヘイ・オオタニ」

エンゼルスからFAとなった大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルスからFAとなった大谷翔平【写真:ロイター】

12月に行われるウインターミーティングまでに「彼が決断する可能性」

 エンゼルスからFAとなった大谷翔平投手の去就は、ストーブリーグで最も注目を集めている。7日(日本時間8日)から米アリゾナ州スコッツデールで行われていたGM会議は体調不良が続出し最終日の予定は中止となったが、連日「ショウヘイ・オオタニ」の名前が飛び交った。MLB公式サイトでも「他のどの選手よりも発せられていた」とその話題性を取り上げていた。

 自身初のFAとなった大谷はメジャー6年目の今季、44本塁打でア・リーグ本塁打王のタイトルを獲得。打率も.304で自身初の3割を達成した。投げては右肘の靱帯損傷の影響で9月以降は登板なしに終わったが、10勝(5敗)をマーク。投打で躍動した。

 右肘手術を行い来季は打者に専念するが、契約は過去最高額となる5億ドル(約750億円)規模とも言われている。今回のGM会議でも話題をかっさらい、各球団の幹部には大谷の質問が飛び交っていた。MLB公式サイトでも「今週のGM会議で起きた5つの重要なこと」と題し大谷を特集。「ア・リーグMVPの獲得が予想される彼は、FA選手の中で疑いもなく最上位に位置する」とした。

 移籍先については「大半の球団幹部(関係者)は最終的にドジャースと契約することを予想している」と言及。一方「ジャイアンツ、メッツ、レッドソックス、カブスもオオタニの獲得を試みることが見込まれている」と話した。

 12月には米テネシー州ナッシュビルでウインターミーティングが行われる。「このような(大谷の移籍)話は感謝祭(日本時間11月24日)を過ぎた頃から加熱するだろう。多くの業界関係者は、ウインターミーティングまでに彼が決断する可能性があることを予想している」と同メディア。移籍か残留か……。去就が決まるまでは騒がしい日々が続きそうだ。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY