2年連続の戦力外、FA移籍も出場半減 ドラ1は登板ゼロ…DeNA13年組、10年で変わった立場

ソフトバンク・嶺井博希、DeNA・関根大気、巨人から戦力外となった三上朋也(左から)【写真:荒川祐史、矢口亨】
ソフトバンク・嶺井博希、DeNA・関根大気、巨人から戦力外となった三上朋也(左から)【写真:荒川祐史、矢口亨】

ドラ5の関根はキャリアハイの140試合に出場するなどブレークした

 DeNAは今オフ、平田真吾投手と来季の契約を結ばないことを発表した。2013年ドラフト2位で入団した右腕は通算227試合に登板しながら今季はゼロ。中東で発足したベースボール・ユナイテッドのドラフト会議で指名を受けた。ここではプロ入りから10年がたったDeNAの2013年ドラフト組の現在地を見てみる。

 同年は大卒・社会人を中心に6選手を獲得。ドラフト1位は日本生命から入団した柿田裕太投手だった。松井裕樹投手(楽天)の抽選を外した後、3球団競合の末に獲得した右腕だったが、期待とは裏腹に1軍登板ゼロ。2017年限りで戦力外通告を受け、現役を引退した。さらにドラフト6位の山下峻投手も1軍出場は叶わなかった。

 亜大から3位で入団した嶺井博希捕手は昨オフにFA権を行使し、ソフトバンクに移籍。4年3億円の大型契約を結んだが、甲斐拓也捕手を脅かす存在にはなれず。1軍出場は前年の93試合から44試合と半減した。また、育成1位で入団した砂田毅樹投手は2015年に支配下登録されると、同年は3勝5敗、防御率3.20をマーク。昨オフに京田とのトレードで中日に移籍したが、今季は18試合で防御率4.60と振るわなかった。

 4位で入団した三上朋也投手は2022年に19試合で防御率3.65という成績を残しながら戦力外に。巨人と育成契約を結び、5月に支配下復帰。22試合に登板したが、防御率4.60と安定せず、2年連続の戦力外通告を受けた。

 いまだDeNAに在籍しているのは、関根大気外野手のみ。今季はキャリアハイの140試合に出場し、4本塁打、31打点、11盗塁、打率.261の成績を残し、一躍ブレークした。オフにはメキシコに武者修行。来季さらなる飛躍に期待がかかる。

(Full-Count編集部)

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