「日の丸」背負って6年、分かれた明暗 左腕はメジャーへ…3人が引退、2人が戦力外

ソフトバンク・上林誠知、DeNA・今永昇太、西武・山川穂高、広島・薮田和樹(左から)【写真:荒川祐史、矢口亨、加治屋友輝】
ソフトバンク・上林誠知、DeNA・今永昇太、西武・山川穂高、広島・薮田和樹(左から)【写真:荒川祐史、矢口亨、加治屋友輝】

2017年稲葉ジャパン初陣で選出…25選手の現在地

 井端弘和監督が就任した野球日本代表「侍ジャパン」は「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023」(11月16~19日、東京ドーム)で初陣を迎える。今から6年前の2017年11月、稲葉篤紀監督(現日本ハムGM)率いる日本代表が始動したのは「アジアプロ野球チャンピオンシップ」だった。当時のメンバー25人の現在地を検証する。

 投手は11人。既にNPBを離れているのは野田昇吾投手(西武)、多和田真三郎投手(西武)、石崎剛投手(阪神)で、今オフには薮田和樹投手(広島)が戦力外となった。この年の薮田は15勝を挙げ、最高勝率のタイトルを手にしていた。

 また、DeNAからポスティングシステムによるメジャー移籍を承認された今永昇太投手も大卒2年目で選出。今オフに国内FA権を行使した平井克典投手(西武)、巨人に移籍した近藤大亮投手(オリックス)や、高卒1年目の堀瑞輝投手(日本ハム)も名を連ねていた。

 野手では1年目の源田壮亮内野手(西武)、京田陽太内野手(当時中日、現DeNA)や今季現役ドラフトで巨人に加入したオコエ瑠偉外野手(楽天)らが出場した。当時2年目のオコエは41試合で打率.300、3本塁打をマークしていた。

 他にも今季2冠王の近藤健介外野手(現ソフトバンク、当時日本ハム)、松本剛外野手(日本ハム)、山川穂高内野手(西武)ら飛躍を遂げた選手が多い。一方で、上林誠知外野手(ソフトバンク)は今オフに戦力外となった。

 上林は高卒4年目のこの年に134試合に出場、13本塁打を放っていた。翌2018年はキャリアハイの22本塁打をマークも、その後は怪我などもあり出場機会が減少。今季は56試合で打率.185、0本塁打だった。6年の月日を経て明暗が分かれる結果になっている。

【一覧】近藤、今永ら活躍の裏で戦力外の選手も… 2017年稲葉ジャパン初陣の顔ぶれ

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