4度の盗塁王、大砲候補らが戦力外 助っ人壊滅で補強の余地あり…楽天の戦力整理

楽天・今江敏晃新監督【写真:小林靖】
楽天・今江敏晃新監督【写真:小林靖】

西川遥輝、炭谷銀仁朗、塩見貴洋ら10人が戦力外…ドラフトでは支配下8人を指名

 楽天は今季70勝71敗2分けで4位。クライマックスシリーズ出場を最後まで争ったが、2年連続Bクラスに終わった。2013年の初Vを最後に遠ざかる頂点へ、今後はどんな補強に乗り出していくのか。現状での支配下選手はドラフト指名の8選手を含めて66人。上限の70人までは余裕を残している。

 戦力外は10選手。西川遥輝外野手、炭谷銀仁朗捕手という実績ある選手にも通告がなされた。盗塁王4度を誇る西川は今季35試合、ゴールデングラブ賞2度の炭谷は65試合出場だった。

 他にも2010年ドラ1の塩見貴洋投手、高田萌生投手、石橋良太投手(現役引退を決断)、西口直人投手、小峯新陸投手の他、右の大砲候補として期待されていた横尾俊建内野手、和田恋外野手、正隨優弥外野手に通告がなされた。

 ドラフトでは支配下で8人を指名。“外れ外れ1位”で桐蔭横浜大・古謝樹投手の交渉権を獲得するなど大学生3人、高校生5人という顔ぶれだった。古謝を除けば素材型の印象だ。

 加えて今季は助っ人勢が不振だった。マイケル・フランコ内野手は打率.221、12本塁打でクリス・ギッテンス内野手は出場機会ゼロ。マニー・バニュエロス投手も1試合登板のみで、49登板の宋家豪投手が“孤軍奮闘”した形だった。

 現状で上限の70人まで、あと4人。昨年オフには涌井秀章投手を放出して阿部寿樹内野手をトレード獲得している。今江敏晃監督1年目の来季に向けてどんな補強に乗り出すか、注目される。

(Full-Count編集部)

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