防御率81.00の右腕、1軍未出場の内野手 米130発大砲は期待外れ…誤算だらけの楽天助っ人

楽天のマイケル・フランコ【写真:荒川祐史】
楽天のマイケル・フランコ【写真:荒川祐史】

メジャー130発フランコは打率.221、12本塁打と物足りない結果に終わった

 楽天は今季、レギュラーシーズン最終戦までCS争いを演じるも、2年連続のBクラスに沈んだ。響いたのが不発だった助っ人陣。メジャーでの実績もある大物を獲得して臨んだシーズンだったが、期待に添う結果は得られなかった。

 助っ人4人体制で挑んだ今季。1年を通して活躍したのは、宋家豪投手のみだった。7年目の今季は49試合に登板し、2勝1敗16ホールド、防御率2.89でブルペンを支えた。メジャー58登板の右腕、マニー・バニュエロス投手は加入1年目の今季、5月17日のソフトバンク戦で2点を追う8回に初登板。しかし、1回持たず4安打、2四球で6失点。防御率81.00でシーズンを終えた。

 打者ではメジャー130発を誇るマイケル・内野手を獲得。しかし、95試合で打率.221、12本塁打、32打点と物足りない成績に終わった。クリス・ギッテンス内野手も2年目の今季、度重なる怪我もあり1軍出場なしに終わった。

 昨年もホセ・マルモレホス外野手が58試合で打率.208、7本塁打と苦戦。アラン・ブセニッツ投手は34試合で3勝1敗、防御率2.27という好成績を残したが、メジャー復帰を目指して退団していた。2年連続Bクラスで石井一久監督は退任。今江敏晃新監督のもと、助っ人の刷新が必要だ。

(Full-Count編集部)

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