日本一の裏で…右腕は登板ゼロで途中退団、低迷野手が思わぬ人気 阪神助っ人診断

阪神のシェルドン・ノイジー(左)とヨハン・ミエセス【写真:小林靖】
阪神のシェルドン・ノイジー(左)とヨハン・ミエセス【写真:小林靖】

ノイジーは日本Sで2本塁打も…シーズンは打率.240&9本塁打と低迷

 岡田彰布氏が2度目の監督に就任した今季、阪神は38年ぶりとなる日本一になった。オリックスとの日本シリーズ第7戦ではシェルドン・ノイジー外野手が宮城から先制3ランを放つなど、2本塁打で優秀選手賞に輝いた。今季の助っ人はどうだったのか。振り返ってみる。

 日本シリーズで強烈なインパクトを残したノイジーだったが、レギュラーシーズンでは物足りない成績に終わった。133試合に出場し、9本塁打、56打点、打率.240。守備では何度もチームを救う場面があったが、打撃では期待された成果を残せなかった。

 助っ人投手は4人体制で臨んだ。コルテン・ブルワー投手は13登板ながら、防御率2.38、ジェレミー・ビーズリー投手も18登板で1勝2敗、防御率2.20の好成績を残した。カイル・ケラー投手も27試合で1勝、防御率1.71と中継ぎ投手陣を支えたが、もう1人の“ケラー”、ブライアン・ケラー投手は1登板もせずに7月下旬に自由契約となった。

 一方、期待に応える成績は残せなかったが、明るいキャラクターでファンの心をつかんだ選手も。ヨハン・ミエセス外野手は60試合の出場で打率.222、5本塁打に沈んだが、雨天中止のグラウンドでヘッドスライディングのパフォーマンスを行うなど、盛り上げ役を担った。リーグ優勝のビールかけでは大仏の被り物で大暴れ。「ミエちゃん、今日は主役ちゃうよ」「成績にちなんだ暴れ方を」と岡田監督に諭されていた。

(Full-Count編集部)

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