大量6人が退団…MLB24勝もまさかの登板ゼロ、“4割打者”は輝けず ハムの助っ人診断

日本ハムのジョン・ガント、アリエル・マルティネス、王柏融(左から)【写真:町田利衣、荒川祐史】
日本ハムのジョン・ガント、アリエル・マルティネス、王柏融(左から)【写真:町田利衣、荒川祐史】

MLB24勝のガントは6月末に退団、来日5年目の王伯融は20試合出場だった

 日本ハムは今季60勝82敗1分けで、2年連続最下位に沈んだ。外国人ではアリエル・マルティネス捕手がチーム2位の15本塁打を放ち規定打席もクリアしたが、戦力にならない選手も少なくなかった。今季の助っ人の働きを検証する。

 ジョン・ガント投手とコナー・メネズ投手は今季途中の6月30日に退団。メジャー通算24勝のガントは2022年に加入も、1軍で登板することなくチームを去った。メネズは12登板(4先発)で未勝利だった。

 今オフ、既に退団が発表されているのは4人。6月に加入したジェームス・マーベル投手は8登板(2先発)で2勝、2年目のアリスメンディ・アルカンタラ内野手は41試合で打率.204、4本塁打にとどまり、5月にBC・茨城から加入したアレン・ハンソン内野手は39試合で打率.144、4本塁打と低調だった。

 来日5年目だった王柏融外野手は今季育成でスタートし、7月末に支配下登録も20試合で打率.238、1本塁打に終わった。台湾プロ野球で打率4割を2度、3冠王を獲得した“至宝”はNPB通算270試合で打率.235(719打数169安打)、15本塁打、97打点だった。

 その他の助っ人はブライアン・ロドリゲス投手は37登板で12ホールド、コディ・ポンセ投手は10登板(10先発)で4勝だった。来季は就任3年目を迎える新庄剛志監督。巻き返しへ、“優良助っ人”の獲得は必要不可欠だ。

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