巨人、ファーム68盗塁の22歳を獲得 戦力外の元ベスト9捕手が6年ぶり復帰…16日の去就

巨人が獲得した舟越秀虎(左)と西武が獲得した炭谷銀二朗【写真:上杉あずさ、矢口亨】
巨人が獲得した舟越秀虎(左)と西武が獲得した炭谷銀二朗【写真:上杉あずさ、矢口亨】

西武は炭谷銀二朗の獲得を発表、2018年以来、6年ぶりの古巣復帰となる

 12球団合同トライアウトから一夜明けた16日、プロ野球では来季へ向けた戦力整理が相次いだ。西武は、楽天から戦力外通告を受けていた炭谷銀二朗捕手を獲得。巨人はソフトバンクから戦力外になっていた舟越秀虎外野手と来季の育成選手契約を締結した。オリックスは、最速99.3マイル(約159.8キロ)の直球を誇る、アンドレス・マチャド投手を獲得したことを発表している。

 炭谷は2018年以来、6年ぶりの古巣復帰となる。2005年高校生ドラフト1巡目で西武に入団。2018年までプレーし、ベストナインや2度のゴールデングラブ賞などチームを支えた。2018年オフにFA権を行使して巨人に移籍。2021年途中にトレードで楽天入りした。今季は65試合に出場し、打率.221、1本塁打、10打点。プロ通算18年で1541試合に出場し、47本塁打、347打点を記録している。

 福岡県出身で熊本・城北高から2019年の育成ドラフト5位で入団した舟越。プロ4年目の今季は、ファームの非公式戦で90試合に出場して68盗塁をマークした。4軍制を敷くチームにあって壁は高く、支配下どころか今季はウエスタン・リーグでの出場も果たしていないが、非凡な走力が評価されたといえる。

 マチャドは、メジャー通算137試合に登板している実力派の30歳右腕。今季はナショナルズで44試合に登板して4勝1敗4ホールド、防御率5.22だった。185センチ、105キロの体格から剛速球を投げ込む。シンカー、フォーシーム、チェンジアップがそれぞれ30%前後、スライダーも10%前後の割合で投じている。

 また、DeNAは支配下の粟飯原龍之介内野手、小深田大地内野手と育成選手契約、さらに育成の勝又温史外野手とは支配下選手契約を結ぶことを発表した。勝又は2018年ドラフト4位で日大鶴ケ丘高から投手として入団し、2021年限りで戦力外通告を受けて野手に転向。今季はイースタン・リーグで105試合に出場して打率.272、6本塁打、30打点の成績を残し、野手で支配下に返り咲いた。

(Full-Count編集部)

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