打率.188→.322、巨人22歳は“守備だけじゃない” 首位打者級の能力…驚きの劇的変化

侍ジャパンにも選出されている巨人・門脇誠【写真:荒川祐史】
侍ジャパンにも選出されている巨人・門脇誠【写真:荒川祐史】

侍ジャパンでも躍動している門脇誠、後半戦は59試合で打率.322の好成績

 巨人の門脇誠内野手が野球日本代表「侍ジャパン」でも躍動している。16日に行われた「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023」のチャイニーズ・タイペイ戦では、4打数3安打1打点の大活躍。守備の人のイメージがすでに定着しているが、打撃でも伸びしろを感じさせる成績推移をしている。

 昨年のドラフト4位で創価大から入団すると、新人とは思えない守備で三塁のレギュラーを掴み、終盤戦では坂本勇人内野手と入れ替わり、遊撃のポジションに定着した。一方、打撃では126試合に出場して打率.263、3本塁打、OPS.638と新人としては十分ながら、リードオフマンを託すほどではなかった。

 しかし、球宴を前後に前半戦と後半戦に分けると、違った景色が見えてくる。前半戦では66試合で打率.188と、プロの投手への適応に苦戦。それが後半では59試合で打率.322と、別人のような好成績を残している。首位打者に輝いた宮崎敏郎(DeNA)は打率.326。年間を通して維持できればタイトルも夢ではない。

 ドラフト4位での入団から、巨人の遊撃レギュラー、そして侍ジャパンまでたった1年で駆け上がった、まさにシンデレラボーイ。来季はゴールデングラブ賞や、打撃でも年間を通して好成績を残すことも可能だろう。2026年のWBCでは源田壮亮(西武)を脅かす存在になるか、さらなる伸びしろに期待したい。

(Full-Count編集部)

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